私がかつて認識していたヒプノセラピーは「前世療法」といえば前世を見ることができ、「インナーチャイルドケア」と言えば子ども時代の自分に出会うことができるサービスでした。
しかし私は、そこにいかせようとしても、彼らの苦しみを取り除こうとした時、必ずしも到達してしまうのは、「あの世界」でした。
つまり、インナーチャイルドケアをしようとしても、前世のケアをしようとしても、人の苦しみとは生きてきた長い歴史の中で果てなく長く、「あの世界」に到達し何もなかった自分を経験することでしか、苦しみが本当の意味で解けることはありません。
ヒプノセラピーと、題してクライアントを呼んでしまったら、音楽を使うこと、禍を取り除くこと、あの世界をゴールとすること、それらが誤解される可能性もあります。
だから私のしていることをヒプノセラピーと呼ぶことをやめようとおもっています。